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Jeremy Pelt - The Art of Intimacy Vol.2 楽器:
Trumpet
(& Vocal(10))
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Jeremy Pelt
ジェレミー・ペルト
The Art of Intimacy Vol.2 : His Muse
2023HighNote
Piano-Victor Gould, Bass-Buster Williams, Drums-Billy Hart, Guitar-Chico Pinheiro(10), Violin-Andrew Griffin, etc
トランペッター。品のあるバラード曲が中心です。時に軟弱さは感じさせず凛としたクールさも漂わせ気品が高いです。トランペットの音色が滑らかで理想的な音色です。一部ではバックに、かすかにバイオリン等のストリングス隊が入り深みを増します。ほとんどがマニアックな選曲のスタンダード曲のバラードで、1、7曲目のみオリジナル曲。一番最後の悲しげな曲だけ少し自身で歌っています。2000年代の初頭から20枚以上のリーダー作を出しているベテラン・トランペッターです。亡くなった伝説の録音技師のスタジオ:Van Gelder Studio録音。
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Thilo Wolf Trio - A Swinging Hour In New York 楽器:
Piano
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Thilo Wolf Trio
A Swinging Hour In New York
1997Mons
Bass-Christian Diener, Drums-Wolfgang Haffner, + New York Strings, Guitar-Chuck Loeb(1,2,5,8), Trumpet-Randy Brecker(2,7,8,9,12,15)
ピアニスト。ピアノ・トリオを基本に、曲によってギター:Chuck Loebや、トランペット:Randy Breckerや、ストリングス・オーケストラを交えながら、ロマンチックな曲や、クールな曲、明るい曲などを多彩な曲を聴かせてくれます。オリジナル曲が中心で、数曲はスタンダード曲。最後の曲だけ、いまいち。ドイツ人のピアニストですが、ニューヨークへ乗り込んでの録音です。普段はビック・バンドのリーダー&編曲家を主軸に活動しているピアニストなので大所帯やミュージションをまとめ上げるアレンジ力&多様性に優れた面を感じさせます。ロマンチックな10、12曲目が超名曲レベル。
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大野智子 - パウダー・ブルー 楽器:
Piano
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大野 智子
Tomoko Ohno
Powder Blue
パウダー・ブルー
1997TokumaJapan[Japan]
Bass-Joe Martin, Drums-Jorge Rossy
女性ピアニスト。ピアノ・トリオ演奏でのデビュー盤です。新鮮さのあるオリジナル曲(3曲目のみ北欧の民謡のアレンジ)を演奏します。トータル・バランスはそれほどではないものの1、2曲目が名曲過ぎるのでポイント高いです。1曲目の高揚感あるオシャレな爽やかさ、2曲目のフレッシュでキラキラした爽やかさ、大名曲レベルです。こんな曲は10年、20年に一度しか出会えないというレベルの曲です。アメリカの大学のジャズ科を卒業後、アメリカに在住し、ニューヨークでの録音で、ドラマーはブラッド・メルドーの初期のピアノ・トリオ作でも活躍のJorge Rossy。ベースもニューヨークで活躍のJoe Martin。1997年作と言うと、ネット通販:Amazonが日本に上陸したのが2000年で、そこから徐々にCDのインターネット通販が一般化したので、その3年前の作です。東京の渋谷・新宿のTower RecordやHMVやDisk Unionなどに足しげく通うなどしないと出会えないアルバムだったわけです。1曲目を試聴機で聴いて「キター!!!」と即、レジに直行です。この1stアルバム以降は、やや失速ぎみで普通の出来のアルバムです。(ネット上で同性同名のクラシック系の女性ピアニスト教師がいるようなので間違わないよう注意。)
Stan Getz - Plays 楽器:
Tenor Sax
Amazon.co.jp 輸入盤
Amazon.co.jp 国内盤
Stan Getz
スタン・ゲッツ
Stan Getz Plays
1955Norgran
Guitar-Jimmy Raney, Piano-Duke Jordan, Jimmy Rowles, Bass-Bill Crow, Bob Whitlock, Drums-Frank Isola, Max Roach
有名サックス奏者。1950年代の作です。ジャケットもオシャレで、なおかつ内容も良いという1950年代では珍しいパターンのアルバムです。聴き惚れてしまう実に"なめらかな"サックス演奏で、軽快な曲とバラード曲がほとんどで聴きやすい構成なのも良いです。音質もレトロな雰囲気を出しつつ、そんなに悪くは感じずストレスも無いです。メロディーの良いスタンダード曲を、ファンの言うところの”歌心のある”サックス・プレイで聴かせてくれます。本来は12曲盤(1952年録音)で、13〜16曲目の4曲はCDでのボーナス・トラック(1954年録音)。1950年代ジャズを聴く上では、絶対のオススメ盤・入門盤と言えます。
1曲目のプロモーション・ビデオ
Denis Solee with Beegie Adair Trio - Trav'lin' Light 楽器:
Tenor Sax , Piano
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Denis Solee with Beegie Adair Trio
Trav'lin' Light
2007VillageSquare
TenorSax-Denis Solee, Piano-Beegie Adair, Bass-Roger Spencer, Drums-Chris Brown
冒頭で[オシャレな喫茶店のBGMのようなジャズ名盤]としてアルバム「Sinatra on Sax」を紹介しているサックス奏者:Denis SoleeとBeegie Adair Trioの作。軽快な曲とバラード曲が半々くらいで聴きやすい構成です。メロディの良いスタンダード曲と1960年代のポップスのカバーが数曲。Denis Soleeのサックス演奏がソフトかつオシャレで聴きやすく、Beegie Adairのピアノもキラキラと輝いているようなポジティブさを感じます。ちょっとした部屋のBGMに向いている感じです。
3曲目のプロモーション・ビデオ
Pierre-Stephane Michel Trio - All Of You 楽器:
Bass
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Pierre-Stephane Michel Trio
ピエール・ステファン・ミッシェル・トリオ
All Of You
2005澤野工房[Japan]
Piano-Bruno Ruder, Drums-Frederic Delestre
人気レーベル:澤野工房からのピアノ・トリオ作。フランス人のベーシストがリーダーです。「All of You」などスタンダード曲を中心にオリジナルも3曲(3、8、10)。ピアニストが、ほとんど無名の人ながら良い演奏で、メロディックなプレイも光るうえに、2、6曲目のような機関銃のようなプロフェッショナルな感じのピアノタッチがスゴイです。明快さと、時にみせる激しさが両立している感じで、ポジティブな光彩を放っているイメージです。
Herdzin, Bogdanowicz, Biskupski - Seriale Seriale 楽器:
Piano Trio
HMV Online
Herdzin, Bogdanowicz, Biskupski
Seriale Seriale
1998Confiteor[Poland]
Piano-Krzysztof Herdzin, Bass-Mariusz Bogdanowicz, Drums-Piotr Biskupski, + Strings
東欧ポーランドのピアノ・トリオ作。多くの曲で小編成のストリングス・オーケストラをバックに混じえ、ポーランドの作曲家の曲を演奏しています。明るくリズミックな曲と、悲しげな曲が有り、その対比で全体の一貫性は薄いですが、バラード系の曲では非常に芸術的で美しく哀愁感を感じさせる曲が多いです。ピアノ:Krzysztof Herdzin(クシシュトフ・ヘルジン)が含蓄ある好プレイですが、本国では数々の賞を受けるなど評価の高い人らしく作曲家、編曲家、指揮者、音楽プロデューサーとしても数多くのアルバム録音に関わっているそうです。Amazonでは販売されていません。今は無き大型CD店舗:渋谷HMVのジャズ・フロアで出会った作です。(渋谷HMVは復活しましたが、CD売り場はコンビニ程度の規模に縮小)
大石学 - Nebula 楽器:
Piano
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大石学トリオ
Manabu Ohishi Trio
Nebula
2004Ewe[Japan]
Bass-米木康志, Drums-原大力
FenderRhodes-大石学(10)
ピアノ・トリオ。メロディアスかつ深遠な曲風で、センチメンタルな感じのバラード曲が半数のアルバムです。ほとんどオリジナル曲で4、8のみスタンダード曲。アルバムのタイトル「Nebula」とは、星雲の意味で、「星」をテーマに据えてオリジナル曲を演奏します。壮大な世界感を感じさせるクールな3曲目が特に聴きごたえがあります。2015年に発売のレコード会社は倒産し廃盤なので別の会社が再発しないかぎり入手困難になっていく可能性が高いです。
Antonio Farao - Next Stories 楽器:
Piano
Amazon.co.jp 輸入盤
Amazon.co.jp 国内盤
Antonio Farao
アントニオ・ファラオ
Next Stories
ネクスト・ストーリーズ
2002Enja
Bass-Ed Howard, Drums-Gene Jackson, Percussion-Pibo Marquez
イタリアのピアニスト。ピアノ・トリオに半数でパーカッションも加わります。ほとんどオリジナル曲で、6、7のみスタンダード曲。きらびやかで躍動的な演奏で、クールでカッコいい曲が半数です。その舞い上がるようなピアノのテクニックもさることながら、クールな曲ではパーカッションが加わる曲が多いので躍動感の爆発力が倍増している感じです。8曲目など目の覚める爆発力で聴いていると脳が覚醒する感じです。ドイツの老舗ジャズ・レーベル:Enja Recordからの録音アルバムで音質が非常に立体的で迫力ある録音です。
1曲目のプロモーション・ビデオ
Rob Bargad - The Shadow Of Your Smile 楽器:
Piano
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Rob Bargad Trio
ロブ・バガード・トリオ
The Shadow Of Your Smile
シャドウ・オブ・ユア・スマイル
1995Alfa[Japan]
Bass-Peter Washington, Drums-Billy Drummond, Vocal-Dena DeRose(3,5,8), Percussion-Daniel Sadownick(2,5,7,11)
ピアノ・トリオを基本に曲によりパーカッションと女性ボーカルが加わります。曲によりフレッシュなスウィング感もある王道的な演奏で、スタンダード曲が中心です。2〜3曲おきに入る計3曲のセンチメンタル歌声の女性ボーカルのバラード曲が良いアクセントになっています。9曲目の軽快な曲は大名曲レベルでフレッシュな演奏とメロディラインで千載一遇のレベルの曲です(当サイトのPC版で全曲点数評価によってピンポイントで表示できるのが強み)。ニューヨークでの録音で、日本企画によるAlfaレコードからの国内盤です。
木住野佳子 - プラハ 楽器:
Piano
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木住野 佳子
Kishino Yoshiko
Praha
プラハ
2004Universal[Japan]
Bass-George Mraz, Drums-Pavel Zboril, + Strings Orchestra
人気の女性ピアニスト。ピアノ・トリオ演奏にバックにストリングス・オーケストラを半数で入れています。軽やかな1曲目は美しく、木住野佳子のジャズを象徴するような曲です。半数が静かでセンチメンタルな曲です。前・中盤はオリジナル曲、終盤4曲がスタンダード等です。イージーリスニングやクラシック的なテイストを感じさせる芸術的な雰囲気の曲が多く、いわゆる王道ジャズとは異なる気品ある曲風です。録音はアルバム・タイトルでもある東欧のチェコ共和国の首都:プラハでの録音で、ストリングス隊もチェコの演奏家です。ベースはプラハ出身の名手:George Mraz。木住野佳子さんもブログで、最も気にいったアルバムと語っています。
1曲目のプロモーション・ビデオ
Sean Jones - The Search Within 楽器:
Trumpet
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Sean Jones
The Search Within
2009MackAvenue
Piano-Orrin Evans, Sax-Brian Hagan(8Compose), Walter Smith, Bass-Luques Curtis, Drums-Obed Calvaire . Vocal-Carolyn Perteete(6)
トランペッター。オリジナル曲勝負で、クールなカッコいい感じの曲が70%です。サックスを入れた2〜3管構成の曲が中心。管もののオリジナル曲のコンテポラリージャズだと、大抵の場合、ウネウネした分かりずらいジャズになってしまう場合が、ほとんどですが、本作はスパッ!とスタイリッシュなクールな雰囲気で、トランペット演奏も流暢で実にカッコ良い演奏です。メロディラインのカッコ良さと演奏力の高さがピタッと見事に融合して頂点を形成しているという感じです。一部、ハーモニカやフルートや女性ボーカル曲も盛り込み、一本調子ではないテイストの起伏さも付けているのも良いスパイスになっています。
8曲目のプロモーション・ビデオ
Vakeneco - 変幻自在 楽器:
Piano
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Vakeneco
Phantasmagoria
変幻自在
2010RasaPoint[Japan]
Bass-岩見継吾, Drums-中島道博
日本人の女性ピアニスト。ピアノ・トリオ演奏でオリジナル中心に演奏します。超個性的なアーティスト名とジャケットのイラストですが、メロディラインが素晴らしいクールでカッコいい感じの曲が中心です。芸名がVakeneco(化け猫)で本名は田近香子(たじか よしこ)さんといい、洗足学園大学ジャズ科と米国バークリー音楽大学を経てアメリカで2年ほど活動後、日本に戻り6年ほど演奏活動後の1stアルバムとなります。曲名を見ても日本人としての和のテイストを大事にしていることが感じられます。勢いあるクラブ・ジャズ的なグルーヴを曲により感じさせます。スタンダード曲は6、10曲目。現在は、故郷の神奈川県:逗子・葉山で演奏活動と並行してジャズ・ピアノ教室もされています。
進藤陽悟 - チャプター・ワン 楽器:
Piano
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進藤陽悟トリオ
Shindo Yogo Trio
Chapter One
チャプター・ワン
2002Jazzbank[Japan]
Bass-長谷川泰弘, Drums-宇山満隆
ピアノ・トリオ。オリジナル曲が中心で、めくるめくメロディアスな曲を中心に聴きごたえのある作品になっています。特に1曲目の壮大な世界感を感じさせる曲が心に残ります。ダイナミックに盛り上がる部分などでの演奏力に心を揺さぶられる感動を感じます。スタンダードは2、4曲目。これが1stアルバムで、後の他のアルバムも、なかなかの力作が多いです。YouTubeにライブ映像などがいくつかアップされていますが、寡黙ながら真摯にジャズに取り組む上手いピアニストなんだなと感じます。
Diederik Wissels - Tender is the Night 楽器:
Piano
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Diederik Wissels Trio
Tender is the Night
1990B.Sharp/2012Lgloo
Bass-Philippe Aerts, Drums-Jan De Haas
欧州のピアノ・トリオ。全曲オリジナル曲です。作曲力が高く、リリカルとでも言うのか玄人好みのするクールなメロディラインと、センチメンタルなバラード曲の深遠なメロディラインが、オリジナルながら素晴らしいです。演奏力も高く、聴き手をぐいぐいと引きつける説得力あるピアノ演奏です。1990年作で、長い間、レア盤となりましたが2012年に他のレーベルから再発され手に入りやすくなっています。ちなみに、このピアニストの他のアルバムは管入りのアルバムがほとんどで、このピアノ・トリオ作品のような飛び抜けたフレッシュさは感じられません。
1曲目のプロモーション・ビデオ
ニュー・ロマン・トリオ - 夏うたJAZZ 楽器:
Piano Trio
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ニュー・ロマン・トリオ
New Roman Trio
夏うたJAZZ
2011NipponColumbia[Japan]
Piano-松本茜, Bass-山下弘治, Drums-長谷川ガク
ニュー・ロマン・トリオというグループ名で、女性ピアニスト:松本 茜を軸に、J-POPのヒット曲をピアノ・トリオ演奏したアルバムです。軽快な曲はスウィングしており、バラード曲は実にしっとりとしています。こんな企画で良いジャズ・アルバムが出来るんだ….と目から鱗です。かつて、ハービー・ハンコックが1996年に「The New Standard」というアルバム・タイトルでポップス・ロックのカバー曲ばかりをしたジャズ・アルバムを出しましたが、いつまでも1950、60年代のスタンダード曲ばかり演奏してないで現代の曲にも目を向けてジャズ・アレンジしてみようという試みは良いと思います。J-POPは洋楽に比べてメロディアスな曲も多いですし、松本茜が、かなりアレンジ力があり、演奏力もあるので、好内容のアルバムになったのだと思います。一般人には、こてこての古臭いジャズよりも、このアルバムの方がメロディも聴き覚えがある曲が多く、受け入れやすい演奏だと思います。「夏うたJAZZ」ということで、夏にちなんだJ-POP曲が選曲されています。甘くライトな部分と、ハードにドライブする部分とあり、急・暖あります。
3曲目のプロモーション・ビデオ
ニュー・ロマン・トリオ - 桜ジャズ 楽器:
Piano Trio
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ニュー・ロマン・トリオ
New Roman Trio
Sakura Jazz
桜ジャズ
2011NipponColumbia[Japan]
Piano-松本茜, Bass-山下弘治, Drums-長谷川ガク
同上のピアノ・トリオ。こちらは「桜ジャズ」ということで桜にちなんだJ-POP曲のジャズ・カバー演奏です。なんとなく企画物ぽいと思って、玄人のジャズ・ファンなら、あなどると思いますが、明るい曲とクールな曲はスウィングしており、バラード曲は実にしっとりとしていて、好演奏です。ピアノの松本茜のアレンジ力と、ビ・バップ魂もある演奏力で曲が生き生きとしています。2000年代のJ-POP曲が多いので年配者には聴きなじみのない曲が多いです。これも、甘くライトな部分と、ハードにドライブする部分とあり、急・暖あります。1950、60年代のスタンダード曲との年月の差は年々と開いて行くばかり。50年後も1950、60年代のスタンダード曲を演奏して、100年後も1950、60年代のスタンダード曲を演奏して、なんてことは考えずらいので、どんどんこういうコンセプトのアルバムは出して行って良いのではないでしょうか。
7曲目のプロモーション・ビデオ
Hakuei Kim Trio - Shadow Of Time 楽器:
Piano
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Hakuei Kim Trio
ハクエイ・キム
Shadow Of Time
2007DiskUnion[Japan]
Bass-Ben Waples, Drums-Dave Goodman
ピアノ・トリオ。全曲スタンダード曲ですが、マイナーな曲も多く、曲のアレンジとアドリブが非常に利いているので、硬派で斬新なオリジナル曲のような雰囲気です。玄人のピアノ・トリオ・マニアに受けるであろう曲風と躍動感で聴きごたえがあります。クールな雰囲気の曲が中心で、軽やかな4、6曲目やロマンチックな8曲目も有り急・暖、変化をつけてあります。京都生まれ札幌育ち、韓国人の父と日韓ハーフの母を持つ、ハンサムな男性ピアニストで、経歴としてはバンド活動などをした高校卒業後、オーストラリアの大学のジャズ科に入学、同国のベテラン・ピアニスト:Mike Nockに4年間師事し、日本に帰国後、このアルバムが日本のDisk Union(DIWレーベル)からの3rdアルバム(2007年作)となります。2010年代に入ると前衛的な演奏を試したり、ソロ・ピアノに徹したりと、多様な方向性をみせ、このアルバムとはテイストが異なることが多いです。
Eric Reed - Something Beautiful 楽器:
Piano
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Eric Reed
エリック・リード
Something Beautiful
2011WJ3
Bass-Reuben Rogers, Drums-Rodney Green
ベテラン・ピアニスト。ピアノ・トリオ演奏で、スタンダード曲とポップスのカバー2曲(3、9)とオリジナル曲(10、11)。センチメンタルかつ渋い感じの曲が中心で、シチュエーションとしては、夜などに煙草でも吸いながら一人で聴くとバッチリはまる感じの雰囲気です。1990年に1stアルバムを出して、この2011年作が約20枚目くらいの作になり、現代ジャズ・マニアには黒人ピアニストらしい粘りのある演奏をするピアニストとして一目置かれた存在です。他にも良作ありますが、このアルバムが最高の作と思われます。日本の企画でも木全 信のプロデュースで4枚の国内盤を出したことがあり、日本人受けする演奏も出来るピアニストです。
Joe Kienemann - All That Jazz 楽器:
Piano
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Joe Kienemann Trio
All That Jazz
1988/1995Miramar
Bass-Thomas Stabenow, Drums-Aldo Caviglia
ピアノ・トリオ。ジャケットは地味で陰気な印象ですが、ノリノリの良い明るくメロディアスな曲が中心です。ブルース風味がいくらか加わってます。スタンダード曲に加えてオリジナル曲も半数ありますが、スタンダード曲としても通用するような明快なメロディラインの曲が多いです。ドイツのピアノ・トリオで、1988年にLPレコードで発売され、CDでは1995年に発売されています。LPレコードの時はイージーリスニング音楽のような虹の架かったようなジャケットで、CDになって、このジャケットになりました。このピアニストの他のアルバムがジャズ評論家:寺島靖国の著作「JAZZピアノ・トリオ名盤500」に2枚掲載(アルバム「Integration」、「Come Be Or Come Bop」)され、それも好内容です。
2曲目のプロモーション・ビデオ
Jerry Kalaf - Just Like Old Times 楽器:
Piano
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Jerry Kalaf
Just Like Old Times
2005PalmMountain
Piano-Rich Ruttenberg, Bass-Tom Warrington
ドラマー兼作曲家。ピアノ・トリオ演奏にバックにストリングス・オーケストラを入れ荘厳な雰囲気を醸し出しています。センチメンタルな曲を中心に深く芸術的です。全曲オリジナル曲ですが、とても作曲力が高く、ストリングスも入るので、重厚なクラシックの交響曲を聴いているかのような気分もします。
1曲目のプロモーション・ビデオ
Scene of Jazz - Echoes of Autumn 楽器:
Piano Trio
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Scene of Jazz
Echoes of Autumn
2006RovingSpirits[Japan]
Piano-石井彰, Bass-安ヵ川大樹, Drums-大坂昌彦
国内ピアノ・トリオのグループ。ピアノ:石井彰、ベース:安ヵ川大樹、ドラム:大坂昌彦の固定メンバーで2006年の1stアルバムから16年間ほどの間に計9枚のアルバムを出してます。全曲がメロディの良いスタンダード曲で、多彩に、ロマンチックな曲や、スイング感ある明るい曲や、激しめの曲などを聴かせてくれます。アルバム・タイトルが「Echoes of Autumn(秋の響き)」ということで、「枯葉」「ニューヨークの秋」など秋にちなんだスタンダード曲を中心に選曲されています。個々のメンバーの演奏力の高さを感じさせつつ、変な"ひねり"は利かせずに、メロディラインを生かした演奏で、聴きやすいです。本作は2006年作ですが、ピアノの石井 彰(いしい あきら)は大学在学中にビル・エバンスを聴き衝撃を受けジャズ・ピアニストを志したとのことで、1998年には日野皓正(トランペット)のバンドに加わるなどして腕を上げてきたピアニストです。
1曲目のプロモーション・ビデオ
Stephen Kummer - Jazz for Lovers 楽器:
Piano
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Stephen Kummer
Jazz for Lovers
2008GreenHill
Bass-Graig Nelson, Drums-Bob Mater, Guitar-Andre Reiss(1,2,6,8), Sax-Mark Douthit(4,5,7,9,10), Vibraphone-Jerry Tachoir(1,6), Percussion-Eric Darken(8)
ピアニストのピアノ・トリオ演奏。ビージー・アデールさんと同じGreen Hillレーベルからの作で、聴きやすいイージーリスニング風味のジャズ・ピアノです。メロディの良いスタンダード曲ばかりで、全曲がロマンチックな曲なので、部屋や店舗のBGMにも最適です。部分的にサックスやギターやビブラフォンも彩りを添えます。誰かに「ビージー・アデール(Beegie Adair)さんの演奏だよ」と聴かせても、そうかなと思わせてしまうほど似ています。
Richie Kamuca Quartet 楽器:
Tenor Sax
Amazon.co.jp 輸入盤
Amazon.co.jp 国内盤
Richie Kamuca
リッチー・カミューカ
Richie Kamuca Quartet
リッチー・カミューカ・カルテット
1957Mode
Piano-Carl Perkins, Bass-Leroy Vinnegar, Drums-Stan Levey
サックス奏者。1957年のアルバムです。なめらかなサックス演奏で、軽やかな曲とバラード曲を演奏し聴きやすい構成です。アメリカ西海岸:ハリウッドでの録音です。知名度は高くないですが、1950、60年代のコアなジャズ・マニアには絶賛されているアルバムでありサックス奏者です。人気のズート・シムズなどとも引けを取らない温かみのあるサックス演奏です。白人ですが、混血系の血も混ざっているアメリカ人とのことです。このアルバムの数年後、拠点をアメリカ西海岸からニューヨークに移しますが、それが裏目に出たのかリーダー作は多くありません。
4曲目のプロモーション・ビデオ
Beegie Adair - The Real Thing 楽器:
Piano
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Beegie Adair Trio
ビージー・アデール
Live : The Real Thing
2012GreenHill
Bass-Roger Spencer, Drums-Chris Brown
Beegie Adairさんのライブ盤。いつものベーシスト、ドラマーとのピアノ・トリオ演奏で、ライブということで、いつものエレガントな曲に加えてスインギーなハードめな曲も盛り込んでいます。Beegie Adairさんの住んでいるアメリカ中部の都市:ナッシュビルでの2012年のライブです。全曲スタンダード曲ですが、ライブだと、ソフトな曲ばかりだと聴衆も眠くなってしまうので、本来は備えているジャズ・ピアニストたらんとしたビ・バップ魂も魅せましょう、ということだと思います。初期のアルバムではクールな曲もあり、1961年から他のジャズ・バンドのメンバーとしては演奏しているキャリアの長さなので、普段のアルバムでは見せませんがハードめの曲も得意なんだと思います。
2曲目のプロモーション・ビデオ
Beegie Adair - By Myself 楽器:
Piano
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Beegie Adair
ビージー・アデール
By Myself
2014GreenHill
Solo Piano
Beegie Adairさんのソロ・ピアノ作。全曲ジャズ・スタンダード曲で、落ち着いたヒーリング系みたいにも感じるソロ・ピアノです。ほとんどロマンチックな曲で、1、10、13曲目は悲しい曲です。本作は2014年作ですが、Beegie Adairさんが38年間も寄り添った夫が亡くなった年であり、夫への追想の意味もある作品なのではないかと推察されます。最後の13曲目は悲しい曲「Goodbye」です。聴いていると、センチメンタル&ロマンチックで、物思いにふける夜の雰囲気です。
2曲目のプロモーション・ビデオ
しあわせな森のジブ 楽器:
Solo Piano
& Piano Trio
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(若井優也グループ)
Yuya Wakai
しあわせな森のジブリ
Ghibli In Happy Forest
2010Rambling[Japan]
Piano-若井優也(1-3,5,7-11), 菊池太光(4,6), Bass-若井俊也(2,4,6,7,9,10), Drums-香月宏文(2,4,6,7,10), かどやん(9)
ジブリ・アニメの曲をジャズ・ピアノ演奏したアルバムです。グッと来るセンチメンタルな曲をメインにしながら、みごとなアレンジのしっかりスイングしてる曲もあります。ピアノの若井優也を中心としたソロ・ピアノ及びピアノ・トリオ演奏です。聴きなじみのあるメロディの良い宮崎アニメ、ジブリ・アニメの曲が、急・暖、フレッシュにアレンジ演奏されています。若井優也は、このアルバムが好評だったので第2弾「しあわせな夢のジブリ」を翌年に発売し、ビートルズのカバー・アルバムなどポップス・映画曲をメインにジャズ演奏したアルバムをいくつか発売しています。
1曲目のプロモーション・ビデオ
Jim Tomlinson - Brazilian Sketches 楽器:
Tenor Sax
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Jim Tomlinson
ジム・トムリンソン
Brazilian Sketches
2001Candid
Guitar-Colin Oxley, Piano-John Pearce, David Newton, etc
サックス奏者。アルバム・タイトル「Brazilian Sketches(ブラジルのスケッチ)」で、ボサノバ曲集です。とてもマイルドなサックス・プレイでソフトな演奏です。ボサノバ好きの人に聴きなじみのあるアントニオ・カルロス・ジョビンの定番曲が多く、ほっと心地良く、くつろげるメロディラインです。イギリスのサックス奏者で、妻は人気の女性ジャズ歌手であるStacey Kent。なのでStacey Kentも4曲で参加しボーカルとコーラスをオシャレな歌声で聴かせてくれます。各所の通販サイト・中古サイトでも本作を「名盤」と書いていることが多く、気品のある雰囲気の作品です。スタン・ゲッツの「ゲッツ/ジルベルト」が好きな人にもおすすめです。
1曲目のプロモーション・ビデオ
松本峰明 - 酒とバラの日々 楽器:
Piano
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松本峰明トリオ
Homei Matsumoto
Days Of Wine And Roses
酒とバラの日々
1996NipponCrown[Japan]
Bass-加瀬 達, Drums-丹 寧臣
ピアノ・トリオ。アルバム・タイトルでもある「Days Of Wine And Roses(酒とバラの日々)」など定番スタンダード6曲と、上質なメロディラインのオリジナル曲が5曲です。エレガントな演奏かつ、力強くスウィング感ある演奏です。ピアノの松本 峰明(まつもと ほうめい)さんは作曲家・編曲家でもあり、曲のアレンジ力と作曲力は高いレベルです。演奏力についても、激しく盛り上がる所など「Chick Coreaか?」と思わせるほど迫力ある演奏です。ジャズ・ファンの間で、ほとんど名前が上がらないのが不思議なほどのテクニックです。若い頃は日本のジャズ・バンドのピアニスト経験も多々ありますが、邦楽歌手のレコーディング、アレンジ、作曲をメインの仕事にしていたとのことです。本作は日本クラウンからの1996年作で、他に日本クラウンからアルバム「All Of You」を出しており、そちらも好内容です。
参考ライブ映像 ( アルバム未収録曲 )
Emil Viklicky - 海辺のカフカ 楽器:
Piano
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Emil Viklicky Trio
エミール・ヴィクリッキー・トリオ
Kafka On The Shore
海辺のカフカ
2011Venus[Japan]
Bass-Josef Fetcho, Drums-Laco Tropp, Vocal-Jana Sykorova(12)
ピアノ・トリオ。東欧チェコ共和国のピアニストです。Venusレーベル。緊張感に満ちた演奏で、渋いクールなバラード曲や、悲しげな曲を中心に聴かせてくれます。前半はハービー・ハンコックの「Dolphin Dance」などスタンダード曲が中心、後半は格調高いオリジナル中心です。12曲目のみ女性コーラス入り。プラハのスタジオでの録音。アルバム・タイトル「海辺のカフカ」は、小説家:村上春樹さんの小説タイトルで、この小説にインスピレーションを受けてアルバムを制作しているとのことです。ライナーノーツに村上春樹さんが、かつてチェコ共和国のプラハに滞在していた時のエピソードや、このアルバムへの謝辞を寄せています。
Phil Woods - Woodlore 楽器:
Alto Sax
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Amazon.co.jp 国内盤
Phil Woods
フィル・ウッズ
Woodlore
ウッドロア
1956Prestige
Piano-John Williams, Bass-Teddy Kotick, Drums-Nick Stabulas
アルト・サックス奏者。1955年録音ながらサックスの音が1980年代レベルに抜けの良いクリアな音でハッとします。ノリの良い曲中心に演奏もとても流暢でうまいです。サックスの達人:チャーリー・パーカーの影響を受けた人であり、2015年に83歳で亡くなるまでキャリアが長かった人ですが、本作は24歳の若き日の作で、ソロ作品としては1stアルバムになります。明るい曲は実にスカッ!と爽やかで、誰もが好印象を持つ演奏です。フィル・ウッズは、洋楽ポップスの超大ヒット曲:ビリー・ジョエル「素顔のままで(Just The Way You Are)」における印象的で伸びやかなサックスを吹いている人としても知られています。
3曲目のプロモーション・ビデオ
Chris Botti - To Love Again 楽器:
Trumpet
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Chris Botti
クリス・ボッティ
To Love Again: The Duets
トゥ・ラヴ・アゲイン
2005Sony
Vocal: 02-Sting, 03-Paula Cole, 04-Michael Buble, 6-Jill Scott, 08-Paul Buchanan, 09-Gladys Knight, 11-Renee Olsted, 12-Rosa Passos,13-Steven Tyler
トランペッター。ハンサムで、甘く気品ある演奏で人気のある人です。13曲中にゲスト・ボーカル曲が9曲あり実質的にジャズ・ボーカル・アルバムと言ってもよい作です。センチメンタルな曲がメインの気品あふれる作で、スティングなど多数の人気ポップス歌手を招きジャズ・スタンダード曲を歌ってもらっています。上質な映画のエンディング曲のような雰囲気が全体を覆っています。DVD付きのバージョンも有り、小さな上品なステージ風の所での演奏映像が4曲あり、1曲目はMiles Davisのアルバム「Kind of Blue」で有名な「Flamenco Sketches」でサックスのDavid Sanbornと共演しています。さらにDVDではChris Bottiのハンサムな白黒のポートレイト静止画でアルバム全曲をTVで聴けるモードも備えており、入手するならDVD付き、もしくはDual Disc(片面がCD、片面がDVD)の方を入手することをオススメします。このDVDは、夜、どのTVチャンネルもくだらない時などに再生すると、かなり上質な雰囲気になります。Chris Bottiは初期の頃はSmooth Jazz(フュージョン系)のCDを出していましたが、このスタイルに移行してから大人気を得ました。
Eddie Henderson - 黄昏色のマンハッタン 楽器:
Trumpet
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Eddie Henderson Quintet
エディ・ヘンダーソン・クインテット
Manhattan In Blue
黄昏色のマンハッタン
1994Key'stone/Videoarts[Japan]
Piano-Kevin Hays, Vibraphone-Joe Locke, Bass-Ed Howard, Drums-Lewis Nash, SopranoSax-Grover Washington Jr(4)
トランペッター。ヴィブラホンも混じえながら、軽快な曲、バラード曲、クールな曲と多彩な曲を演奏します。プロデュサーは木全 信で、ヨーロピアン・ジャズ・トリオ、ケニー・ドリュー等の300枚以上の国内盤のプロデュースを手掛けてきたベテラン・プロデュサーで、木全 信(きまた まこと)が立ち上げたKey'stoneレーベルからの第1弾ということで力が入っています。ジャズ・マニアに知られたスタンダード「I Remember Clifford」など通好みのする選曲などで、Eddie Hendersonが確かな演奏力を発揮し、急・暖、聴きごたえある演奏です。1994年作で、メンバーは、ピアノ:Kevin Hays、ヴィブラフォン:Joe Locke、ドラム:Lewis Nashなど1990年代にニューヨークを中心に活躍しているメンバーで確かなバッキングで演奏のクオリティーを上げています。4曲目ではサックスのGrover Washington Jrが参加します。海外盤(輸入盤)としてジャケットを変えてアルバム名「Inspiration」で再発されています。
Claudio Filippini - The Enchanted Garden 楽器:
Piano
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Claudio Filippini Trio
The Enchanted Garden
2011KepachMusic[Italy]
Bass-Luca Bulgarelli, Drums-Marcello Di Leonardo
ピアノ・トリオ。イタリアのピアニストです。オリジナル曲と数曲のスタンダードを演奏し、玄人受けする感じのクールでカッコ良い曲と、センチメンタルな曲を聴かせます。4曲目のみちょっとエレクトロ要素あり。作曲力があり、オリジナル曲のメロディラインが含蓄あり、急・暖、深みがあります。演奏力も、ガシッ!と説得力あるピアノタッチで、バラード系においては、ビル・エヴァンス系を受け継ぐ美しさを感じさせます。アルバム・タイトル「The Enchanted Garden」は「魔法をかけられた庭」or「魅惑の庭」の意味となり、現代ピアノ・トリオのマニアが飛びつくクオリティです。
4曲目のプロモーション・ビデオ
Guido Manusardi / Yuri Goloubev - Tandem 楽器:
Piano , Bass
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Guido Manusardi / Yuri Goloubev
Tandem
2006Splasc[Italy]
Duo Album . Piano-Guido Manusardi, Bass-Yuri Goloubev
ピアノとベースの2人だけのデュオ演奏。ほとんどセンチメンタルな曲が多く、1曲目だけ軽やかな曲。スタンダード曲が中心で、5、8、9曲目のみ上質なオリジナル曲。緊張感の高い掛け合いの演奏です。イタリアのベテラン・ピアニストと、ロシア出身のベーシストで、10年ほど前からライブで何度も共演しているうちに相性の良さを感じてアルバムを制作したとのことです。しんみりとセンチメンタルな気分に浸れる曲が何曲もあり、格調高いです。
5曲目のプロモーション・ビデオ
Luigi Martinale - Sweet Marta 楽器:
Piano
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Luigi Martinale Trio
ルイージ・マルティナーレ・トリオ
Sweet Marta
2001KepachMusic[Italy]
Bass-Drew Gress, Drums-Paolo Franciscone
ピアノ・トリオ。イタリアのピアニストです。オリジナル曲が中心で、センチメンタルな曲、少しクールな曲、軽快な曲など、多彩な曲が演奏されます。メロディラインと演奏に深みがある曲が多く、聴きごたえがあります。特に7曲目のセンチメンタルで美しいオリジナル曲と、2曲目のダークでクールなオリジナル曲が印象に残ります。スタンダードは3、8、11曲目。9曲目はイタリアの曲、6曲目は作曲家による提供曲です。ピアニスト:Luigi Martinaleは他にもアルバムをいくつか発表していますが、このアルバムが一番の傑作です。
7曲目のプロモーション・ビデオ
French Jazz Trio - 枯葉 楽器:
Piano Trio
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French Jazz Trio
フレンチ・ジャズ・トリオ
Autumn Leave
枯葉
2005King[Japan]
Piano-Matias Pizarro, Bass-Christian Gentet, Drums-John Betsch
ピアノ・トリオ。フランスのパリで活動中の演奏家によるピアノ・トリオで、日本の企画(King Record)による作です。ヨーロピアン・ジャズ・トリオみたいな感じです。フランスのシャンソンやフランスの映画曲などをエレガントに演奏しています。アルバム・タイトルでもある「枯葉」や「バラ色の人生」など芸術性を感じさせる曲も多いです。ロマンチックな曲もありますが、7曲目と9曲目の軽快な曲が、翼が生えて大空に昇って行くかのような気分になり特に良いです。French Jazz Trioとしては、これが2ndアルバムになります。
Gregory Fine - Waltz For You 楽器:
Piano
HMV Online
Gregory Fine Trio
Waltz For You
1999GregoryFine
Guitar-Jim Mullen, Bass-Len Skeat
ピアノ・トリオ。ドラムの代わりにギターが入ったピアノ+ギター+ベースのトリオです。スタンダード曲を中心に、軽快な曲が半数を占め、他はバラード曲などです。よく演奏されることの多いジャズ・スタンダード曲が多いのでメロディも良好で、ピアノとギターの掛け合いが、絶妙なリラックス感を醸し出します。ロシアのピアノ・トリオなので流通は限定的でAmazonでは取り扱っていません。今は無き渋谷の大型CD店舗:HMVにて出会った作です。DiskUnionなど専門の通販サイトなら購入可能です。
Mark Isbell - Jazz Influence 楽器:
Alto Sax
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Mark Isbell
Jazz Influence
2001SBE
Piano-Mike Wofford, Bass-Bob Magnusson, Drums-John Guerin, Guitar-Peter Sprague(6)
アルト・サックス奏者。メロディの良いスタンダード曲を、さわやかなサックスで聴かせてくれます。アメリカ西海岸ジャズ(アート・ペッパーなど)の雰囲気です。軽快な曲とバラード曲のみなので聴きやすい構成です。アルト・サックスの達人:フィル・ウッズにも手ほどきを受けたことがあるそうですが、流暢さにおいては格下なのは否めませんが、庶民派の爽やかな演奏は、肩ひじ張らず楽しめるアルバムとして好感度は高いです。日本人女性と結婚し、一時期、福岡県に住んでいたこともあるそうです。あまり、活発に活動していないのか作品は少ないです。
1曲目のプロモーション・ビデオ
Irio De Paula invites Gianni Basso - Chapter 2 Recado 楽器:
Guitar , Tenor Sax
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Irio De Paula invites Gianni Basso
Chapter 2 Recado
2003Philology[Italy]
Duo Album . Guitar-Irio De Paula, Tenor Sax-Gianni Basso
ギタリスト:Irio De Paulaとサックス:Gianni Bassoの2人だけのデュオ作品。「Wave」などボサノバ曲が半数、スタンダード曲が半数です。自然体の温かみのある演奏で、雰囲気としては、南国の夜の室内で自分の為だけに2人が演奏してくれているような雰囲気です。サックスも飾らないナチュラルな演奏ですが、アコースティック・ギターのナチュラルな音色が、なんとも心地良く、心に染みる音色です。この2人のデュオ作として他にアルバム「リカルド・ボサノヴァ(Recado Bossa Nova)」があり、そちらも好内容です。
2曲目のプロモーション・ビデオ
Saya Saito Trio - Simple Poem 楽器:
Piano
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Amazon.com(US)
Saya Saito Trio
Simple Poem
1998SouthernWindMusic
Bass-David Pulphus, Drums-Jason Marsalis
ピアノ・トリオ。”Saya”名義でも大手の国内:PonyCanyonからアルバムを出している女性ピアニストの初期の1st作のジャズ・ピアノ・トリオ作です。オリジナル曲が中心で、メロディが良いです。バラード系の曲はアルバム・タイトルどおりシンプルなメロディラインで、静かな湖畔を眺めるようなテイストで、しかし、クールなWayne Shorterの「Black Nile」などではハードにドライブする力強いピアノです。アメリカに留学・移住後のアメリカのレーベルから発売のレアな輸入盤で、入手困難品です(自分はアメリカのAmazonで輸入購入)。国内盤としてジャケット違い(ピアノの鍵盤のジャケット)で1度、再発されていますが、それは曲順が変えられ、1曲「Alice in Wonderland」が追加されています。
Trispace - Nightfall 楽器:
Piano Trio
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Trispace
トライスペース
Nightfall
2014Agate
Piano-林祐市(All Compose), Bass-大村守弘, Drums-山下佳孝
日本のピアノ・トリオ。全曲オリジナル曲で、欧州のピアノ・トリオ:Triosenceを彷彿とさせるようなセンスの良いクールなメロディ・ラインの曲などが印象的です。リーダーのピアニスト:林 祐市(はやし ゆういち)の全曲オリジナル曲で、Bass:大村守弘、 Drums:山下佳孝の固定メンバーでの3rdアルバムとなります。ヨーロッパ・ツアーを行い、わざわざ、北欧:スウェーデンの名のあるスタジオで録音したそうで、スウェーデンの美メロディの人気ピアニスト:ラーシュ・ヤンソンなどにも通ずるような美メロディも魅せます。このグループは、いつもジャケットが地味で損していますが、これは比較的、このグループの洗練された音楽性を表し良好なジャケットです。
プロモーション・ビデオ
田窪寛之 - Waltz For Debby 楽器:
Piano
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田窪寛之トリオ
Hiroyuki Takubo
Waltz For Debby
ワルツ・フォー・デビィ 〜ア・トリビュート・トゥ・ビル・エヴァンス〜
2018Kusu[Japan]
Bass-安田幸司, Drums-長谷川ガク
ピアノ・トリオ。Bill Evansゆかりのスタンダード曲を演奏しています。演奏の深み、間の取り方、メロディアスさのバランスが良く、王道の演奏です。「Turn Out The Stars」「Time Remembered」などBill Evans作曲のマニアのみが知る名曲も選曲されており充実した内容です。1stアルバム「トーン・ペインティング」はオリジナル曲が中心で、上質な曲を作曲できる実力をみせましたが、2ndの本作はジャズ・ピアニストを志したきっかけでもある敬愛するBill Evansにフォーカスしようと思い切った作です。田窪寛之(たくぼ ひろゆき)は、米国バークリー音楽大学を卒業後にカリブ海のクルーズ船で半年間、専属ピアニストをした経験もあるそうです。ちなみに、このアルバムはジャズ批評誌「ジャズオーディオ・ディスク大賞2018」の候補(30枚程度)に選ばれていますが、最終選考では、選定人9人の持ち点10点〜1点の内、たった1人だけ1点入れただけでした。「ジャズ批評の連中は音質ばかり重視して、一般人が心踊り楽しめる作品を、まったく評価しないんだな。」とイヤミを言いたくなりました。Bill Evansトリビュート作というのが、あまりにも有りがちで、色眼鏡で見られて軽視されたのかもしれません。
Brent Jensen - The Sound of A Dry Martini 楽器:
Alto Sax
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Brent Jensen
The Sound of A Dry Martini
 ( Remembering Paul Desmond )
2002Origin
Guitar-Jamie Findlay, Bass-Zac Matthews, Drums-Dean Koba
アルト・サックス奏者。ポール・デズモンド(Paul Desmond)のトリビュート作品です。ポール・デズモンドそっくりなマイルドな演奏で心落ち着くアルバムです。ポール・デズモンドはデイブ・ブルーベックのカルテットでの活躍が広く知られ、同バンドでの有名曲「テイク・ファイヴ」の作曲と演奏が有名なサックス奏者です。ポール・デズモンドの物まね的とも言えるほど似ているサックス演奏で、ここまで徹すると見事と言えます。ポール・デズモンド自身の音源は古いので音質が劣りますが、本作のBrent Jensenの演奏は2002年作ということで、音質も良いですし、現代人が、このマイルドなテイストを楽しむアルバムとしては、むしろ優っています。
1曲目プロモーション・ビデオ
Shota Lee Big Band - 喜望峰 楽器:
Big Band
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Shota Lee Big Band
ショータ・リー・ビッグ・バンド
Kibo-Ho
喜望峰
2017Somethin'Cool[Japan]
Trumpet-Jonathan Powell, 黒田卓也, Guitar-Rafal Sarneck, Trombone-梶原徳典, John Yao, Sax-Andrew Gould, Sam Dillon, Jeremy Powell, etc
ビック・バンド。虹色のジャケのごとく明るい光彩に満ちた爽やかな曲が印象的です。メンバーの演奏も"なめらか"でメロディラインも楽しく美しいです。気持ちが晴れやかになる感じのアルバムです。ピアニスト&リーダー:Shota Leeのオリジナルが中心で、スタンダードは3曲(3、5、7)。Shota Leeはニューヨークで2年間、ビック・バンドを率いて活動し、満を持してのニューヨーク録音でのアルバム発売です。ライナーノーツを読んでも、将来に渡ってスタンダード曲になって欲しいという思いを込めているというオリジナル曲が多く、メロディーラインが秀逸で素晴らしいです。ビック・バンドは、統制が取れていないと、ともすればゴチャゴチャ感を醸し出す作品も多いですが、本作はメンバーの演奏が実に爽やかで統制が取れていて流暢です。ビック・バンド作品として世界的なレベルから見てもトップレベルと言ってよい優秀なアルバムです。
アルバム発売記念ライブ映像
外山安樹子 - Letters 楽器:
Piano
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外山安樹子トリオ
Toyama Akiko Trio
Letters
レターズ
2021AutumnLeaves[Japan]
Bass-関口宗之, Drums-秋葉正樹
女性ピアニストのピアノ・トリオ。いつもはメロディアスなオリジナル曲を演奏していましたが、初めての全曲スタンダード曲集。キレイなメロディラインを生かした演奏で光彩を感じさせます。ひねり過ぎず、でも、新鮮な感じのする演奏という絶妙なサジ加減です。2009年から外山安樹子トリオとして、ベース:関口宗之、ドラム:秋葉正樹の固定メンバーでの7作目(2021年作)になります。ライブも各地で重ね、良き同志とも言える3人の演奏は、安心して聴ける演奏であり、ポジティブな輝きをリスナーに届けます。
プロモーション・ビデオ
高木里代子 - Celebrity Standards 楽器:
Piano
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高木 里代子
Riyoko Takagi
Celebrity Standards
2021Steelpan[Japan]
Bass-勝矢匠, Drums-山内陽一郎
女性ピアニストのピアノ・トリオ演奏。カラフルな輝きを放つ演奏で、定番スタンダード曲とオリジナル曲が半々です。急暖、型にはまらず色んな曲があり、集中して聴く音楽エンターテイメント作という感じです。序盤の軽快なスタンダード曲は美しくフレッシュに、激しい3、5曲目などは、キビキビとした良く指が廻るなという感じの凄い勢いで情熱がほとばしります。終盤はフュージョンやインスト・ピアノ的なアレンジの曲も有りエモーショナルな曲風です。YouTubeで積極的に演奏を配信し、各地でのライブも重ね、自身の力で多くのファンを獲得しているピアニストです。
1曲目プロモーション・ビデオ
和泉宏隆 - Beyond The River 楽器:
Piano
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和泉宏隆トリオ
Hirotaka Izumi
Beyond The River
2008MistyFountain[Japan]
Bass-村上聖(3,8Compse), Drums-板垣正美
ピアノ・トリオ。ロマンチックで軽やかな演奏です。ほとんどイージーリスニングに近い曲風ながら、どちらにするかと言えばピアノ・トリオなので、ぎりぎりジャズでしょうか。全曲オリジナル曲(3、8のみベーシストの作曲)。メロディが柔らかく温かみがあり、ソフトなテイストです。ベーシストはエレキ・ベースで、ギターのようにメロディを奏で、彩りを添える部分もあります。この3人のメンバーで2007〜2009年に4枚のアルバムを出しています。和泉宏隆(いずみ ひろたか)はフュージョン・ブームの頃に人気バンド:T-SQUAREのキーボード奏者をやっていた人です。T-SQUAREの名曲「宝島」も和泉宏隆の作曲であり、作曲力がある人です。
廣田ゆり - ノミのサーカス 楽器:
Piano
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廣田ゆり
Yuri Hirota
ノミのサーカス
Flea Circus
2015MaltOriental[Japan]
Guitar-平岡遊一郎(1,5,6), Violin-三井大生(1,5), Flute-ヤマカミヒトミ(2), Bass-佐藤有介(1,2,6), Percussion-石川智(1,2,5,6)
女性ピアニスト。面白いタイトルのアルバムですが内容も面白いです。タイトルのごときサーカスのようなレトロな雰囲気でイージーリスニング風のほのぼのとした良い曲を聴かせてくれます。曲によりバイオリンやフルートやギターが入り、バラエティが豊か。小気味よいピアノにバイオリンが踊ったり、しっとりとイージーリスニング風味のロマンチックなピアノ曲があったりとメロディラインに優れたオリジナル曲が中心。4、8曲目のみスタンダード曲。マイナーなレーベルからなので録音の音質が現代のものにしては、やや落ちかなという感じですが、音楽性の、ほのぼの感、音楽愛みたいのが感じられ、好感度が高いです。全体で30分程度なので、あっと言う間ですが、愛すべき小作品です。
2曲目のライブ映像
Eliane Elias - Music From Man Of La Mancha 楽器:
Piano
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Eliane Elias
イリアーヌ・イリアス
Music From "Man Of La Mancha"
2018Concord
Composer-Mitch Leigh, Bass-Marc Johnson, Eddie Gomez, Drums-Satoshi Takeshi, Jack DeJohnette, Percussion-Manolo Badrena
人気の女性ピアニスト&歌手。ピアノ・トリオ演奏のみでボーカルは無しです。ミュージカル「ラ・マンチャの男」作曲家の提案により、その楽曲をジャズ演奏しています。爽やかさ美しさが素晴らしいです。Eliane Elias(イリアーヌ・イリアス)は、ブラジル生まれで米国に移住し1980年代終盤からアルバム出しているベテランで、当時から美貌もあり、演奏も上手く、BlueNoteレーベルに移籍したこともあって、たちまち人気を得ました。初期の頃はピアノ演奏のみでしたが、2000年頃からは上質な歌唱力を生かしたボーカル・アルバムを多く出しています。国内盤では単に"イリアーヌ"と表記されます。本作は2018年作の久々のピアノ・トリオ作品となります。名門Concordレーベルからの発売。ベテランの演奏力で急・暖、説得力あるピアノ演奏であり、リスナーを引きつける魅力が高いです。
8曲目のプロモーション・ビデオ
楽器:
Piano- 松本 茜
Alto Sax- 纐纈歩美
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松本 茜 & 纐纈歩美
Akane Matsumoto & Ayumi Koketsu
Trust
2024Concept[Japan]
Duo Album
実力派の女性2人によるピアノとアルト・サックスのデュオ演奏です。全曲がバラード系の有名・無名のスタンダード曲です。優れた演奏力のある2人なので雰囲気の空気感が、その優秀な録音と相まって非常に上質です。ピタっと時が止まって演奏の空間に聴き入ってしまう魅力と、商業的でない深い芸術性があります。バラード系ばかりなので夜にじっくりと聴くのにも適しています。本作が初の顔合わせではなく、ライブでは12年前から何度も2人で演奏して来たそうです。今回が初レコーディングとなり作品の形となりましたので、その互いの息使いが絶妙なのだと思います。アナログLPの長さを意識してか全41分で7曲です。2人は、それぞれのソロ作品も優秀なアルバムが多いので、おすすめです。
2曲目のプロモーション・ビデオ
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